ブログ 船橋市の馬込霊園前にある総合供養サービス企業「いしとも」のブログです。
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芝生墓地のメリット・デメリット
芝生墓地(しばふぼち)とは、区画全体が芝生で覆われ、墓石を低く設置する形式の墓地です。欧米では一般的なスタイルで、日本でも近年、都市型霊園や公営墓地を中心に広がっています。整然とした緑の景観が特徴で、「明るく開放的なお墓」として注目されています。
芝生墓地のメリット
1. 景観が明るく美しい
一面の芝が広がるため、従来の石碑墓地に比べて圧迫感がなく、明るく清潔な印象を与えます。特に若い世代からは「公園のようで立ち寄りやすい」と好評です。
2. 管理がしやすい
芝生墓地は霊園側が一括して芝の手入れや清掃を行う場合が多く、個人での掃除や除草の手間が軽減されます。共用管理が前提のため、高齢者や遠方の遺族にも負担が少ない点が評価されています。
3. 費用が比較的抑えられる
墓石が小型・低型であるため、石材費や工事費が一般的な和型墓石より安価になる傾向があります。また、永代供養型の芝生墓地では、年間管理費も低く抑えられるケースがあります。
4. バリアフリー設計が多い
公園型の設計思想から、通路が平坦で段差が少ない霊園が多く、高齢者や車椅子の方でもお参りしやすい環境が整っています。
芝生墓地のデメリット
1. 個別性を出しにくい
墓石が小型でデザイン規格が統一されているため、個性的な形や彫刻を施しにくい傾向があります。家紋や戒名の刻印も限られたスペースでの対応になります。
2. 生花や供物の制限がある
景観維持や芝の保護のため、花立て・供物台の使用が制限されている霊園もあります。お供えをそのまま置けないなど、従来の墓参り文化との違いに戸惑う方もいます。
3. 墓前スペースが狭い
一区画あたりの面積が小さいため、家族全員で集まってお参りするには手狭に感じることがあります。特に法要などを現地で行う際は、事前の確認が必要です。
4. 芝のメンテナンスに影響を受ける
霊園側の管理状況によっては、芝が枯れたり雑草が混じったりして景観が損なわれることもあります。管理体制の良し悪しが墓地の印象を左右します。
芝生墓地はこんな人に向いている
- 明るく清潔な環境でお墓を持ちたい方
- 子や孫に負担をかけたくない方
- 個別管理よりも共用管理を重視する方
- 宗派や形式にこだわらない方
まとめ
芝生墓地は、現代的なライフスタイルや価値観に合った「新しい形の墓地」です。管理のしやすさや費用面での利点がある一方で、従来の墓文化とは異なる制約も存在します。
お墓を選ぶ際は、見た目の美しさだけでなく「維持のしやすさ」「宗教的制限」「家族の希望」といった要素を総合的に考慮することが大切です。






















