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献体は身寄りがなくても安心!死後の不安を解消する選択肢
「献体」とは、医学の発展のために自分の遺体を無償で提供する、尊い社会貢献の一つです。しかし、身寄りがなく、死後の手続きに不安を感じる方も少なくありません。
献体は、実はそうした死後の不安を解消する、現実的な解決策にもなり得ます。この記事では、身寄りのない方が献体を選択することで得られる安心と、ご自身が準備したお墓への埋葬など、具体的な手続きの流れを解説します。
1. 献体は「死後の後見人」のような役割
献体登録は、単に遺体を提供するだけではありません。それは、死後の手続きを大学に「委任する」という側面も持ちます。身寄りがいないことを事前に伝えておくことで、大学が身内に代わって多くの手続きを代行してくれるのです。
これにより、以下のような不安が解消されます。
- 遺体の引き取り手が見つからないという心配がなくなる。
- 火葬や埋葬の手配を誰がするのか悩まなくて済む。
- 火葬にかかる費用の金銭的な心配が不要になる。
2. 生前に本人が行うべき手続き
身寄りのない方が献体を行うための手続きは、すべてご自身で行います。
献体登録
まず、献体を受け入れている大学の献体登録団体に連絡し、正式に登録します。この登録で、あなたの献体の意思が記録されます。
大学との委任契約
身寄りがいないことを伝えると、大学との間でご遺体の引き取りや火葬の手配を委任する契約を結びます。これにより、あなたの意思が確実に実行されるようになります。
遺言書への明記
献体の意思を遺言書に明記しておくことで、より確実にその意思を法的に保障することができます。
3. 献体後のご遺骨、埋葬方法の選択肢
献体後のご遺骨の取り扱いについては、ご自身の希望に応じていくつかの選択肢があります。
ご自身で用意したお墓への埋葬
生前にお墓を準備している場合、大学からご遺骨が返還された後、ご自身のお墓に埋葬してもらうことが可能です。大学側にご遺骨の返還を希望する旨を伝えておけば、手配をしてくれます。
大学内の慰霊碑への埋葬
ご遺骨の返還を希望しない場合、大学が管理する慰霊碑や納骨施設に埋葬してもらうことができます。多くの献体者が永眠する静かな場所で、安らかに眠ることができます。
ご遺骨の引き取り手が見つからない場合
ご遺骨の返還先がない場合でも、大学が責任をもって慰霊碑などに埋葬してくれます。
このように、献体後の火葬・埋葬についても、あなたの希望に沿った選択肢が用意されています。
まとめ
献体は、医学の発展に貢献するだけでなく、身寄りがなく、死後の手続きに困っている方にとっての現実的かつ心強い選択肢です。
一番大切なのは、生前にご自身の意思を明確にし、大学との正式な手続きを済ませておくことです。これにより、死後の不安から解放され、尊厳ある最期を迎えられるようになります。
もし献体を考えているなら、一度大学の献体登録団体に相談してみることから始めてみてはいかがでしょうか。