ブログ 船橋市の馬込霊園前にある総合供養サービス企業「いしとも」のブログです。

新盆(初盆)法要の服装とマナー:初めてでもこれで安心

2025年08月01日

新盆(にいぼん/はつぼん)は、故人が亡くなって四十九日を過ぎてから初めて迎えるお盆のことです。地域によっては「初盆」とも呼ばれます。
故人の霊が初めて帰ってくるとされるこの時期は、ご遺族にとっても特別な意味を持つ大切な節目です。
「何を用意すればいいの?」「どんな服装で行けばいい?」と戸惑う方も多いですが、ご安心ください。この記事では、新盆法要の服装、お布施、そして知っておきたいマナーを分かりやすく解説します。

新盆(初盆)法要とは?

新盆は、故人の四十九日が過ぎてから初めて迎えるお盆のことで、通常のお盆よりも丁寧に供養が行われます。
宗派や地域によって風習の違いはありますが、多くの場合は僧侶を招いて読経をしていただき、親族や故人とご縁のあった方々が集まり、法要と会食を行います。
一般的なお盆とは異なり、**「仏教行事としての意味合いが強い」**のが新盆の特徴です。

新盆法要の服装:基本は「準喪服」

新盆は故人が亡くなってまだ日が浅い法要であるため、フォーマルな服装が求められます。
基本は、**一周忌や三回忌と同様の「準喪服(じゅんもふく)」**です。

◾️男性の場合

  • スーツ:光沢のないブラックスーツ(礼服)を着用。ビジネス用の黒スーツは避けた方が無難です。
  • ワイシャツ:白無地でボタンダウンは避けます。
  • ネクタイ:黒無地。ネクタイピンはつけません。
  • 靴下・靴:黒で統一し、光沢のない革靴を選びます。

◾️女性の場合

  • 服装:黒のワンピース、アンサンブル、またはスーツなど。肌の露出を控え、膝丈以上のものを選びます。
  • ストッキング:黒の薄手が基本。肌色でもよいとされる場合もありますが、新盆では黒を選ぶのが安心です。
  • 靴:光沢のない黒のパンプス。ピンヒールや装飾の多いものは避けましょう。
  • バッグ:黒で布製またはマットな素材。金具が目立たないものを。
  • アクセサリー:パールの一連ネックレス(イヤリングやピアスもパールで揃える)程度が無難。華美なものは避けましょう。
  • 髪型:長髪はまとめ、清潔感を大切に。

✅ 補足:略喪服でも良いか?

地域や親族間の関係によってはダークスーツや地味な平服でも許容されることもありますが、迷った場合は**準喪服が最も失礼がありません。**事前に施主に確認できると安心です。

新盆法要のお布施とお供え
新盆では、僧侶を招いての読経や法要が行われるため、通常の法要よりやや高めのお布施が必要になります。

お布施の目安

  • 金額:3万円〜5万円程度が一般的。ただし、宗派・地域・菩提寺との関係性で変動します。
  • お車代:僧侶が遠方から来る場合、別途5千円〜1万円程度。
  • 御膳料:僧侶が会食に参加しない場合、5千円〜1万円程度を添えるのが通例です。

◾️渡し方のマナー

  • お布施は「御布施」または「お布施」と表書きし、白封筒か奉書紙に包みます。水引は不要です。
  • お車代・御膳料はそれぞれ別の封筒に入れ、表書きも明記します。
  • 渡すタイミングは、法要の始まる前か終わった直後が良いとされます。
  • 丁寧に渡す際は、切手盆や袱紗(ふくさ)に載せて差し出すとより丁寧です。

香典(御仏前)の準備

参列者として招かれた場合は、香典を持参します。新盆では、通常のお盆より丁寧な供養を行うため、金額もやや多めが一般的です。

  • 表書き:「御仏前」が一般的。宗派や地域により「新盆御見舞」などの場合もあります。
  • 金額の目安:5千円〜1万円程度(故人との関係や会食の有無で調整)。
  • 香典袋:黒白または双銀の結び切りの水引が適切です。新札は避け、きれいな旧札を使うのがマナーです。

新盆見舞い・盆提灯など

◾️新盆見舞い
参列できない方や親族の中には、ご遺族に新盆見舞いとして供物や現金を贈る習慣があります。
品物の場合は果物・菓子・線香・花などが多く、現金の場合は「新盆御見舞」の表書きでのし袋に包みます。

※事前に施主へ相談の上、受け取りの有無や内容を確認するのが丁寧です。

◾️盆提灯
新盆には白提灯(初盆用)を飾る地域も多く、親族や近しい関係者から贈ることがあります。贈る場合は、早めに準備し、贈答のタイミングや置き場所も施主に確認しておきましょう。

その他のマナー

  • 数珠の持参:仏式であれば必携です。自身の宗派のものを用意しましょう。
  • 遅刻は厳禁:開始の10分前には到着し、受付を済ませて静かに着席します。
  • 携帯電話:必ず電源を切るかマナーモードに設定し、読経中の操作や私語は厳禁です。
  • 会食の場では節度を:供養の場であることを忘れず、故人の思い出を語りつつ、節度を保ちましょう。大声や過度な飲酒は控えます。

まとめ

新盆法要は、故人が初めてこの世に戻るとされる大切な機会であり、ご遺族にとっても特別な法要です。服装やマナーに戸惑う方も多いですが、準喪服を基本にし、供養の気持ちと丁寧な対応を心がければ大丈夫です。

最も大切なのは、故人への思いと、ご遺族への心配りです。形式にとらわれすぎず、誠実な気持ちで臨むことが何よりの供養になります。

資料請求・事前相談でそれぞれご葬儀1万円割引

電話をかける

お急ぎの方24時間通話無料

お墓・葬儀無料相談0120-11-1483
電話をかける24時間通話無料葬儀お急ぎの方
メール相談·見積
カンタン資料請求