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回忌法要でのお布施の相場とは?
身内や親しい方の命日が近づくと、回忌法要の準備について考える機会が増えてきます。中でも、「お布施はいくら包めばよいのか?」と悩む方は少なくありません。
ここでは、回忌法要におけるお布施の金額の目安や、知っておきたい基本的なマナーについてご紹介します。
回忌法要とは?
回忌法要とは、故人の命日にあたって行われる仏教の供養儀式のことを指します。よく知られているものとしては、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌などが挙げられます。なお、初七日や四十九日といった日数に基づく法要は「忌日法要」と呼ばれ、それ以降、年ごとに行われる供養が「回忌法要」となります。
お布施とは?
お布施とは、読経や供養をしていただいた僧侶に対する感謝の気持ちを表すものであり、料金や報酬といった性質のものではありません。そのため、明確な金額の決まりはなく、地域の慣習やお寺との関係性によっても差があります。
回忌法要のお布施の相場
お布施の金額については、以下のような目安が一般的です。
一周忌・三回忌の場合は、3万円から5万円程度
七回忌以降(十三回忌、十七回忌など)は、1万円から3万円程度
なお、日頃から付き合いのある菩提寺で行う場合には、やや多めに包むこともあります。
一周忌や三回忌は比較的重要な法要とされ、多くの親族が集まることが多いため、お布施も少し多めにするのが一般的です。一方で、十三回忌以降になると親しい身内のみで静かに営むことが多く、それに合わせて金額も控えめになります。
お布施以外にかかる費用について
法要に際しては、お布施のほかに以下のような費用が必要となる場合もあります。
御膳料(僧侶への食事代)として5,000円〜1万円程度
お車代(お寺からの移動がある場合)として5,000円〜1万円程度
塔婆料(塔婆を立ててもらう場合)として3,000円〜5,000円程度
これらは必ずしも必要ではありませんが、僧侶の移動が伴う場合や特別な対応をお願いした際などには、用意するのが礼を尽くす形となります。
のし袋と表書きのマナー
お布施を包む際には、のし袋にも一定のマナーがあります。
封筒は白無地、あるいは蓮の絵柄が入ったものを選びます(黒白の水引付き)
表書きには「御布施」または「御礼」と記します
施主(法要を主催する人)のフルネームを袋の下部に記載します
中袋が付いている場合は、裏面に金額と施主の氏名・住所を記入しておくと丁寧です。
お布施の渡し方にも心配りを
お布施をお渡しする際には、直接手渡しせず、切手盆や袱紗(ふくさ)にのせてお渡しするのが基本とされています。また、僧侶が帰る前に「本日はありがとうございました」と感謝の言葉を添えると、より丁寧な印象になります。
おわりに
お布施の金額には明確な「正解」はありませんが、一般的な相場を参考にしつつ、自身の気持ちや地域の風習、お寺との関係性を踏まえて判断することが大切です。もし迷った際は、身近な親族やお寺に相談するのもひとつの方法です。
心を込めて回忌法要を執り行うことが、故人への何よりの供養となるでしょう。