ブログ 船橋市の馬込霊園前にある総合供養サービス企業「いしとも」のブログです。

彼岸と盆のあいだに――日常に寄り添う新しい供養のかたち

2025年05月16日

彼岸と盆のあいだに――日常に寄り添う新しい供養のかたち春彼岸が過ぎて、お盆まではまだ少し先。
このあいだの季節には、大きな法要や決まった行事は特にありません。

でも、ふとしたときに故人を思い出すこと、ありませんか?
日常の中に、供養のかたちがあってもいい。そう思うのです。

今回は、年忌法要のような形式ばらない、
そして仏教に限らず、日本ならではの文化や神道の要素も交えた
“新しい供養のヒント”をご紹介します。

1. 自然とつながる供養
□ 樹木葬の里帰り風供養:故人が眠る場所に行けない場合でも、近くの公園や森で自然に感謝する時間を持ち、花を手向けるなど。

□ 庭や鉢植えに記念の花を植える:「命日ではない日」に、あえて花を植えて育てることで故人を思い続ける。樹木葬のシンボルツリーと同じ樹種を庭に植えたり、鉢植えで室内の緑とするのもいいですね。

「ここから見える空は、あの日と同じかな」
そうやって思い出にふれる時間も、立派な供養です。

2. 神道の要素で「清めと思い」の時間を
□ 塩と水で心を整える
白い布の上に、小皿に盛った塩と水を用意。
それだけで、簡単な「お清めの場」ができます。

お香を焚いて、静かに写真に語りかけてみてください。
言葉はいりません。沈黙もまた、供養の一部です。

□ 榊を一本、手向けてみる
仏花でなくても、神道の象徴「榊」を飾ることで
気持ちがすっと整います。

花瓶に一枝――それだけで、空間が清らかになりますよ。

3. 手仕事が生む、あたたかな時間
□ 写経じゃなくてもいい。折り紙や縫い物で供養
故人の好きだった動物や形を折り紙で折ったり、
思い出の布で小さな袋を縫って、手紙を忍ばせてみたり。

特別な技術はいりません。
「手を動かすこと」そのものが、心を整えてくれるのです。

4. 香りの記憶で、心をつなぐ
□ お香やアロマで、記憶の扉を開く
故人が好きだった香り――
例えば白檀、桜、コーヒー、石鹸の匂い……

その香りを空間に漂わせて、静かに過ごす時間を設けましょう。
香りには、記憶を呼び起こす力があります。

5. おすそわけ供養で「語り継ぐ」
□ 故人の好物を、誰かと分かち合う
「〇〇さんが好きだった味なんです」と言って
家族や友人にふるまう料理やお菓子。

味と一緒に、思い出も届きます。
たとえ面識がなくても、語り継がれていくのです。

6. 「言葉を贈る」だけで供養になる
□ 手紙を書いて、そっと供える
声に出せない想いは、紙に書いてみましょう。
短くても構いません。「ありがとう」「元気にしてるよ」――それだけでも。

封をして供える。あるいは、思い切って読み上げてもいい。
それは、心の中でまた出会うことと同じです。

さいごに
供養とは「思い出すこと」。
難しい作法も、お経も、必ずしも必要ではありません。

ふと空を見上げたとき、花に触れたとき、
あるいは誰かに故人の話をしたとき――
それこそが、何よりの供養になるのだと思います。

日常の中にそっと溶け込む、やさしい供養。
春と夏のあいだに、あなたのかたちで始めてみませんか?

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